概要
ゆがわら町民オンブズマン
設 立 :2020年10月1日
代 表:濱田知子
住 所:神奈川県足柄下郡湯河原町中央 5-8-17
電 話: 080-1094-0848
メール: [email protected]
町民の力で湯河原町をより公正で開かれた暮しやすい町に湯河原町の行政において不正や不当な行為が行われていないかを監視し、是正することを目的として2020年10月に設立されました。
情報公開制度等を利用し、公金の不正使用や個人情報の不適切な利用の告発、調査などを行い、
徹底した情報公開や不正の実態解明を求めて活動します。
全国の市民オンブズマンと連携し、湯河原町をより開かれた先進的な町にすることを目指して活動します。
ゆがわら町民オンブズマンは、特定の政治団体に拠らない、町民有志による自発的なボランティアの市民活動団体です。
民主主義社会においては、自分たちの生活を行政や議会に任せきりにせず、その運営が正しく合理的に行われているかを市民目線でチェックする機能が不可欠です。
町民にとって暮しやすく活気のある町作りや、町民に開かれた公正な行政の実現のために、
より良い行政運営ができるような提言を、市民自ら町や議会に対して行っていきましょう。
ゆがわら町民オンブズマンの活動はどなたでも参加できます。
興味のある方はお問い合わせください。
また、情報などもお待ちしています。
ゆがわら町民オンブズマンの活動は寄付により成り立っています。
ご寄付は、情報公開請求のコピー代・ニュース 発行のための経費・訴訟費用などに充てさせていただきます。今後の活動をお知らせさせていただきますので、お 振込み後、メール・電話・FAX等でご一報ください。
【振込先】さがみ信用金庫 湯河原支店《店番 011》普通 0952766 ゆがわら町民オンブズマン
《2020年度 ゆがわら町民オンブズマン活動報告》
※2021年5月7日開催のかながわ市民オンブズマン総会資料用に書き下ろしたものを転載いたします。
ゆがわら町民オンブズマンは2020年10月1日に発足いたしました。結成わずか半年の出来立てほやほやのオンブズマンです。
そもそも発足の発端は2020年7月20日に開催された湯河原町町税等徴収対策強化特別委員会に、約2,000名の個人名と税料等の滞納状況などの個人情報が記載された滞納者リストが行政から議会に提供され、さらにそのリストが回収される事なく議員の自宅に持ち帰られていたことの事実を湯河原町議会議員土屋由希子氏の指摘から知った事が始まりでした。
この実態が2011年から10年近く続いていたという驚愕の事実を知り、住民の個人情報がこのように安易に杜撰に取り扱われていることを看過できないとの問題意識をもった住民有志でオンブズマンを立ち上げようという気運が高まり結成へと至りました。現在約20名のメンバーで活動しています。
1 取り組んでいる課題
発足わずか半年ということもあり、現在取り組んでいる事案は「滞納者リスト問題」だけです。 「滞納者リスト」の行政から議会への提供に関して、私たちは行政と議会双方に問題があると考え行動を起こすことといたしました。議会へは「個人が特定出来る滞納者情報を行政に開示するよう指示し、滞納者リストを特別委員会において閲覧し、そのリストを返還していないのは湯河原町個人情報保護条例等関係法令違反なので直ちに中止するよう」要望するため陳情書を提出しました。希望としては請願書の提出でしたが、紹介議員2名の了承が得られず断念、陳情という手段を取りました。その際、必要とされる要件ではありませんが住民153名の署名を添付しましたが机上配布という扱いとなりました。が、町民の要望を完全に無視出来なかったのかはたまた個人情報の取り扱いに問題があるとの自覚はあったのか、その後開かれた特別委員会で今後のリストの取り扱いに関する話し合いがなされ、個人名に関しては黒塗り処理したリストの提供を要望していくという玉虫色の決定がされました。個人が特定できなくなることで部分的に改善はされましたがリストの提供そのものは継続しますので、リストの提供を要望すること自体を中止するよう求めていきます。 行政に対しては、憲法第16条及び請願法第3条の規定に基づき湯河原町長と徴収対策室長宛に「個人が特定される滞納者名簿の議会への提供を直ちに停止するよう」請願書を提出しました。その回答は「議会の動向に注視しつつ、今後の議会からの要請内容を十分検討」というあたかも議会が求めたから提供しただけで行政に非は無いものであるかのような文面でした。
個人情報保護審査会に諮問することなく外部に個人情報を提供し、本人に通知することなく滞納者リストを作成して議会に提供したことは個人情報保護条例違反です。今後も速やかに中止するよう求めていきます。 このように議会・行政の回答・対応は全く満足のいくものではなく、このまま引き下がるわけにはいきません。議会に対しては住民と議員が直接意見交換が出来る町が設定している「一般会議」を申し込み、特別委員会に所属する議員達と直接対決をする予定でした。しかし、新型コロナウィルス感染拡大による緊急事態宣言の発出を受け日程は延期、現在開催時期は全く未定になっています。行政に対しては当初事務監査請求をすべく、湯河原町ではまだ一度もされたことのないケースとのことで、湯河原町に対して書式や事務の流れなどの問い合わせをし、他市町村の事例を参考にして請求の道筋はつけてもらいました。が、全有権者の50分の1の署名添付が必須となる事務監査請求はコロナ禍では対面での署名活動が難しく、また監査結果が出るとその回答止まりとなって住民訴訟には進めなくなることから、現在住民監査請求をすべく滞納者リスト作成に要した役場職員の時間外勤務命令書・印刷のための用紙やインク代などの資料の情報公開請求をして事務をすすめているところです。 滞納者リストは町税等徴収対策強化特別委員会の中の「秘密会」で取り扱われています。「秘密会」というベールに包まれた委員会の中で、いったいどのような経緯で滞納者リストを配布し、回収しないことになったのか、そこでどのような議論が交わされていたのか、どのような資料・情報が、どんな理由で提供されていたのかを追及するため、オンブズマンは秘密会の議事録の情報公開請求をしました。しかし湯河原町からは、湯河原町議会会議規則「秘密会の議事の記録は公表しない」を根拠に非公開決定をされました。憲法第57条で、秘密会の議事は「秘密を要すると認められるもの以外は公表」となっていますので、これは明らかに憲法に違反する決定です。このような個人情報の杜撰な取り扱いについて、その本当の意味を町民は知る権利があり、湯河原町は説明する義務があると考え、4月14日には横浜地裁に「情報公開請求訴訟」を提起しました。これは滞納者リストの存在を明らかにしたことにより、「秘密会の議事を漏らした」と不当懲罰を受け、議会報で名誉を傷つけられた湯河原町議会議員土屋由希子氏の訴訟と並行して進められています。司法の場で、湯河原町の行政や議会の過ちが審らかになることを期待しています。 湯河原町の行政が町民のために開かれた本来あるべきものになるよう、ゆがわら町民オンブズマンはこの滞納者リスト問題を様々な方面から追及し続けていきます。
2 活動内容
2020年9月21日(月) オンブズマン結成の有志への呼びかけと同時にかながわ市民オンブズマンに教えを請いながらオンブズマンとしての体制づくりを進める
10月1日(木) 設立総会
11月7日(土) 地域政党ゆがわらの集会にてオンブズマン設立の紹介と陳情に関する説明11月11日(水) 議会への陳情書提出と記者会見(12日付朝日・東京・神奈川新聞に記事掲載)
11月20日(金) 議会運営委員会にて陳情は机上配布と決定
11月25日(水) 行政への請願書提出 マスコミにプレスリリースNHKの取材 首都圏ニュース845で放映(26日付朝日・毎日・神奈川新聞に記事掲載)
12月 3日(木) 町税等徴収対策強化特別委員会開催 リスト提供無今後は黒塗りのリストを要求することが決定オンブズマンより2名、朝日・東京新聞記者傍聴(4日付朝日・神奈川新聞 6日付東京新聞に記事掲載)
12月17日(木) 議会に「一般会議」申し込み12月23日(水) 行政へ提出した請願書の回答受領2021年
1月6日(水) 町へ事務監査請求に関する問い合わせ
1月12日(火) 滞納者リストが個人情報保護条例違反である根拠資料の情報公開請求
1月21日(木) 事務監査請求の書式受領
1月23日(土) 湯河原町商工会館にてパネルディスカッション
1月26日(火) 1月12日付の情報公開請求 不存在の通知と一部の文書開示
2月3日(水) 緊急事態宣言明けまで一般会議延期
2月8日(月) 住民監査請求のための情報公開請求
2月13日(土) 情報公開請求訴訟提起をしていく方向性確認
2月15日(月) 秘密会議事録の情報公開請求
2月22日(月) 2月8日公開請求の文書開示
2月26日(金) 2月15日公開請求の秘密会議事録非公開決定
3月3日(水) 係争中の事案となることを理由に一般会議無期延期
3月8日(月) 2月26日付非公開決定の理由について問合せ3月12日(金) 町税等徴収対策強化特別委員会開催 リスト提供無
4月14日(水) 情報公開請求訴訟提訴
3 今後の課題
① 情報公開請求訴訟は長期化することが見込まれるため、当面はこの事案に傾注することになると思われます。滞納者リストの議会への提供停止を求める住民監査請求は裁判の進捗状況次第で取り組んでいきたいと考えています。
② 町税等徴収対策強化特別委員会の傍聴を続け、滞納者リストの取り扱いを注視していく。それと同時に住民の声の代弁者であるべき議員の活動を議会本会議・委員会の傍聴をとおして厳しく監視していきます。
③ 湯河原町では構想当初から建設に無理があるとされていた場所に「道の駅」を作るべく事務をすすめ、二年間で総額2,500万円を費やして基本設計までした段階で令和2年度に設置を断念した「道の駅整備事業」がありました。「駐車場の台数確保が難しい」というのが断念の理由です。多くの住民から反対の声が上がる中、安直に事務をすすめ、結果多額の税金が無駄になるというこの「道の駅整備事業」についても町を追及していきたいと取り組みをすすめています。
ゆがわら町民オンブズマン代表
濱田知子